Google日本語入力 開発版がアップデート 1.1.690.101

Google の日本語入力システム Google 日本語入力 開発版 がアップデートしてました。Mac OS X 版のバージョンは GoogleJapaneseInput-1.1.690.101 となりました。Web から構築された辞書がアップデートされていたり、最変換に対応するなどしています。

Google 日本語入力の開発版をアップデートします。(1.1.690.10x)

[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア吉田仁から Google 日本語入力の開発版のアップデートについての寄稿をもらいました – 山崎]

共通の変更点と既知の不具合

・Web から構築された辞書をアップデートしました。
・リアルタイム変換機能がデフォルトで有効になりました。この機能を無効にするには、設定ダイアログのサジェスト設定で、「リアルタイム変換を有効にする」のチェックを外してください。
・「MS-IME」「ATOK」「ことえり」の各キーマップに、「再変換」が追加されています。キー設定を「カスタム」に変更している場合は、自動で設定されないことに注意してください。
・再変換で編集をはじめた文字列の編集をキャンセルすると、再変換前の文字列に戻らないことがあります。
・長い文章の再変換には、長い時間がかかることがあります。

Mac 版の変更点と既知の不具合

・今回、Mac版の証明書が変更されたため、起動時にキーチェーンから警告が出る場合があります。詳しくはヘルプページより、「Mac OS X で、「キーチェーンにアクセスする必要があります。」というダイアログが表示される。」をご覧ください。
・Ctrl-Backspace キーによる確定取り消し機能を追加しました。この機能は対応アプリケーションでみ動作します。
・再変換に対応しました。この機能は再変換は対応アプリケーションでみ動作します。
・単語登録がMac版でも利用できるようになりました。

Windows 版の変更点と既知の不具合

・再変換に対応しました。この機能は対応アプリケーションでのみ動作します。
・文字入力パレット・手書き文字認識をサポートしました。なお、現在の手書き文字認識にはテスト用のモデルデータが使用されているため、認識精度は制限されています。モデルデータの更新は次回以降のアップデートで行われる予定です。
・確定取り消し時に、Shift/Control/Alt の押し下げ状態がクリアされる問題を修正しました。
・一部のアプリケーションと Windows Vista/7 環境の組み合わせで、入力中の文字が表示されなくなる問題を修正しました。
・レジストリの HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts 以下に、本来とは異なるフォーマットのキーが存在する場合、Google 日本語入力のインストールに失敗する問題を修正しました。
・入力中の文字がサロゲートペア含む場合に、カーソルと候補ウィンドウの表示位置がずれる問題を修正しました。
・VK_PACKET を部分的にサポートしました。現時点での動作は、MS-IME と完全に同じではありません。

既に開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。バージョン番号は次のように更新されます。

Windows 版: 1.1.626.100 → 1.1.690.100
Mac 版: 1.0.558.101 → 1.1.690.101
オープンソース版: 1.1.626.102 → 1.1.690.102

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