吉井和哉の ニューアルバム『 VOLT 』を聴いてるわけですが、どう表現していいのかわからないくらい 吉井和哉 らしさがにじみ出ている傑作です。
このアルバムに先行して発表された「 ビルマニア 」が 1曲目 で、そのあとに続く「 フロリダ 」もアップテンポなロックなもんだからウキウキして聴いていると、イエモン時代の雰囲気を持つブルースっぽい「 ウォーキングマン 」でガツンと吉井和哉の世界観にやられちゃいます。
で、このあとにやってくるのが「 ノーパン 」(笑)
なんなんだってくらいサイケ(笑) 歌詞の冒頭で「 ノーパンで眠るあなたが愛しい 」って言われたって(笑) 歌詞の言葉っていうか単語が名調子で、これもらしいなぁってニヤリとしちゃいます。
そして、またロックな「 ヘヴンリー 」でゾクゾクっとさせてくれます。このひとのロックは気持ちがいいよ。気持ちがいいと言えば、このあとの「 魔法使いジェニー 」はサビが気持ちいいんだよね。いっしょに口ずさんでしまう。ディスコな感じの曲なんだけど、相変わらず吉井和哉のディスコな曲は歌詞が恥ずかしいw
「 SNOW 」では一転、バラードで聴かせる。ホント、この言葉のみ聴かせる。思考力を一切停止させて聴かせる。すごいことです。曲が終わると、息をついてると「 ONE DAY 」を軽快に聴かせてくれる。力がすっと抜けるんだけど、「 ルビー 」で 吉井和哉 のねちょっとしたロックがほどよい緊張を与えてくれる。
最後にやってくるのが「 またチャンダラ 」。この曲は恐ろしいくらい頭のなかにこびりついてしまう。こんな名曲 ( 迷曲 ) を作れるのは 吉井和哉 をおいて他に誰がいるんだろ(笑) これでこのアルバムを終えられてしまうと、消化不足っていうか、まだまだ 吉井和哉 の世界に浸っていたいって気持ちのままになる。
なんて、アルバムだ(^^