HDワイヤレス技術 WiGig 1.0 策定、来春公開へ

先日、日立やソニーらが主催企業として発表した HD映像 のワイヤレス技術の WHDI 1.0 に続いて、Intel や Microsoft らが参加する Wireless Gigabit Alliance が WiGig 1.0 を策定。2010年3月までには公開される予定だということです。

WiGig Alliance Announces Completion of its Multi‐Gigabit Wireless Specification

Four members join alliance, including leaders in PC display market, adding breadth to diverse, multi‐industry membership

BEAVERTON, Ore. – December 10, 2009 – Wireless Gigabit Alliance (WiGig), the organization advancing the adoption and widespread use of 60 GHz wireless technology worldwide, today announced the completion of its unified wireless specification. The WiGig specification enables high performance wireless display and audio and provides data transfer rates more than 10 times faster than today’s wireless LANs, extending Wi‐Fi technology while supporting backward compatibility with existing Wi‐Fi devices. The completed specification is now ready for member review and is anticipated to be made available to WiGig adopter members in Q1 2010.

基本的に 802.11n との下位の互換性があるようです。802.11n よりも10倍ほど速くセキュリティにも富んでいるようです。伝送距離は約10メートルとそれほど遠くまでは飛ばせないようですが、部屋をまたいでの利用は 802.11n で利用すればいいし、速度を優先するときに WiGig 1.0 を自動で使い分けれるようなものであれば問題は無いと思いますよね。

そして、この Wireless Gigabit Alliance は、新たに NVIDIA、AMD、SK Telecom なども加わり、現メンバーである Intel、Microsoft、Nokia、DELL、Samsung、Panasonic、東芝 などといった企業と併せて 30社 となったそうです。WHDI 1.0 陣営にとっては強力なライバルですね。いずれのワイヤレス規格のどちらが優れているのかというよりも、ユーザビリティを考慮すれば、いまの段階で1つにまとめらんないのかなって思ってしまいますね。

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