X-MEN シリーズのスピンアウト作品として公開された『 ウルヴァリン:X-MEN ZERO 』を観ました。時系列でいうと、1作目の前という設定で ローガン / ウルヴァリン ( ヒュー・ジャックマン ) の過去が語られる内容となっています。
あらすじは、
戦争の中で凶暴化した兄ビクター ( リーヴ・シュレイバー )、そして非人道的な任務を行う特殊部隊チームXと袂を分けたミュータントのローガンは、カナダの山奥で女教師ケイラ ( リン・コリンズ )と共に静かに暮らしていた。そんなある日、彼の元にチームXの中心人物ストライカー ( ダニー・ヒューストン ) が現れる。彼はチームXを抜け殺人鬼となったビクター打倒を手伝うようローガンに言うが、ローガンはこれを拒否。しかしその数日後今度はビクターが現れ、ケイラを殺されてしまい……。
*** ネタバレ注意報 ***
物語そのものはとてもわかりやすく、相互関係がしっかりと理解できるのでベターだと思うんですが、兄ビクターとの確執がもう少し具体的だったらなぁって思いました。ローガンは、ものすごくわかりやすい理由で兄を恨むようになります。あらすじにも書いてありますが、恋人ケイラを殺されてしまうのです。
ところがビクターは戦争中に凶暴化したというところと、ストライカーとのアダマンタイトの取引条件などなどありますが、もっと具体的ななにかが欲しかったかなぁと。個人的には、アダマンタイトの注入するとビクターは死ぬと断言するストライカーの言葉などから、潜在能力としてのローガンの資質を憎んでいたのかなっていう気はしていますが真相がちょっとわかりにくいかな‥‥と。
しかし、ファンには嬉しいといいますか、そういった演出も多かったですね。
X-MEN シリーズで活躍するサイクロプスの青年時代や映画ではカットされていたのは残念ですが、ストームの幼少時代。そして、デッドプール!! 五右衛門バリに日本刀で銃弾を真っ二つにしていく様はたまらんですな。このデッドプールのスピンアウト作品もあるかもしれないっていうことなので、X-MEN はますます楽しみですよね。
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