夢のなかに入ってくる人間を想定して潜在意識下で意識をガードする‥‥ なんじゃそりゃ(笑) ってツッコミを入れちゃったり、ひとの意識化で主人公であるコブの嫁さんが、コブの邪魔をするってなんじゃそりゃ(?)って思ったり、まぁ、冒頭は混乱する要素は多々あるものの、話としてはこれ面白いよ!!!
というわけで、あらすじは 映画goo より
人がもっとも無防備になる夢を見ている間に、潜在意識の奥深くに入り込み、貴重な情報を盗む“エクストラクト”。この危険な技術で世界最高の腕を持つ産業スパイのコブは、反対にアイデアの芽を潜在意識に植え付ける“インセプション”の依頼を受ける。このほぼ不可能とされる任務を成功させるため、コブは世界中からメンバーを厳選し、最強のプロフェッショナル集団を結成する。だが彼らがいくら周到に計画を立てようが、どれだけ優れていようが、計画を根底から揺さぶる“敵”の存在を、コブはひそかに感じ取っていた…。
主人公が産業スパイとして企業秘密を夢のなかで「盗む」‥‥ のではなく、こちらの都合のいいように誘導するために、夢のなかである考え方を「植えつける」。その「植えつける」ことが「インセプション」なわけで、果たして成功するのか‥‥ っていうのが表向きの話なんだけど、実際はタイトルにもなったインセプションはコブ自身の潜在意識に関係してくるもので、こちらの話がメインの話だったりしました。
現実と潜在意識下 ( 夢 ) の世界との区別が付きにくいという件や、夢のなかで夢を見て、またその夢のなかで夢を見るとかっていう具合に、パラレルに話が進行していくからややこしいって感じてしまうところもありましたが、余計な要素をサクっと切っちゃえば、わりと混乱せずに楽しんで映画を観ることができるんじゃないかなぁと思ったりしました。
世界観はものすごくSFチックで楽しいものですし、サスペンスっぽい怖さも持っていたりするし、かなり面白い映画でした。まぁ、最後のところはちょっと個人的には好きじゃないですけど、でも、この映画のキモである「現実or虚構」を考えれば納得のラストなんだろうな‥‥と。
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