Google日本語入力 開発版がアップデート 1.1.758.101

Google の日本語入力システム Google 日本語入力 開発版 がアップデートしてました。Mac OS X 版のバージョンは GoogleJapaneseInput-1.1.758.101 となりました。

変換速度が 30% ほど高速になり、短い単位ので入力の変換精度も上がっているそうです。個人的には長文の一括変換ではなく、細かく変換をするほうなので、相当嬉しいアップデートのポイントですね!!

Google 日本語入力の開発版をアップデートしました。(1.1.758.10x)
Posted by 山崎富美 / Developer Relations Team

[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア野中成吾から、Google 日本語入力のアップデートについての寄稿をもらいました – 山崎]

さて、本日 Google 日本語入力の開発版をアップデートしましたのでお知らせします。今回の更新は以下のとおりです。

共通の変更点

変換性能の向上を行いました。
・変換速度を 30%程度高速化しました。
・短い単位の入力でも変換精度が向上しました。
・固定表現に対する変換精度が向上しました。
・サジェスト候補と、変換した際の候補が異なる現象を軽減しました。
・「もしかして」機能の精度を向上させ、誤字がサジェストされる現象を軽減しました。
・英単語の候補がサジェストされやすくなりました。
 例: ぐーぐ → Google
・助詞から文字入力する場合の操作性を向上させました。
 例: 名詞の後に「にかく」を入力すると「二画」と「に書く」の両方が候補に出ます。
・アンドゥ機能の挙動が改善されました。

新機能の追加をしました。
・ユニコードのコードポイントから実際の文字に変換する機能を追加しました。
 例: U+611B → 愛 (注:現在は日本語のみの変換が行えます。)
・時刻変換機能に「30分」を「半」とする候補を追加しました。
 例:12 時 30 分に「今」を変換すると「12時半」が候補に表れます。
・4桁の数字を対応する時刻や日付に変換する機能を追加しました。
 例:1230 → 12月30日、12時半、などの変換ができます。
・辞書ツールで複数エントリを一括して修正できる機能を追加しました。
サジェストにのみ使用する単語をユーザー辞書より設定できるようになりました。
・辞書登録ダイアログで、単語を入力すると自動的に読みを推測する機能を追加しました。
・「もしかして」機能、郵便番号辞書、カタカナ英語辞書の有効/無効を選択できるようになりました。

既知の不具合

・西暦から年号への変換が、一部正しく行われないことがあります。この問題は次回更新で修正されます。

Windows 版の変更点

・入力中の文字が複数の行にまたがるとき、サジェストウィンドウが入力中の文章を隠さないようにしました。
・Windows 7 のジャンプリスト機能に対応しました。Google 日本語入力のプロパティや辞書ツールがタスクバーに表示されているときに、ジャンプリストから他の機能を呼び出すことができます。

Mac 版の変更点

・確定履歴のデータの保護について、キーチェーンの利用を廃止しました。このため、既存の確定履歴からのサジェストが失われます。データを復帰させたい場合は、「アプリケーション>Google 日本語入力」フォルダ内の「確定履歴データの移行ツール」を利用してください。

既に開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。バージョン番号は次のように更新されます。オープンソース版は近日中に公開されます。

Windows 版: 1.1.717.100 → 1.1.758.100
Mac 版: 1.1.717.101 → 1.1.758.101
オープンソース版: 1.1.717.102 → 1.1.758.102

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