電子書籍アワード2013は『宇宙兄弟』

メディアファクトリーは複数の電子書籍の年間売上データを統合して、電子書籍のベストセラーランキングを発表する「電子書籍アワード」で、2013年のランキング1位の「電子書籍大賞」に輝いたのは『宇宙兄弟』だそうです。

昨年度までのランキングはコミックではありませんでしたが、kindle や kobo がオープンしてから一気に増えたコミックが、ランキングを独占したカタチになった2013年となっていますね。

1位 『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)
2位 『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)
3位 『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ/エンターブレイン)
4位 『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)
5位 『進撃の巨人 attack on titan』(諫山創/講談社)
6位 『新世紀エヴァンゲリオン』(貞本義行、カラー・GAINAX/角川書店)
7位 『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平/小学館)
8位 『姫川玲子シリーズ』(『ストロベリーナイト』他6作/誉田哲也/光文社)
9位 『L DK』(渡辺あゆ/講談社)
10位 『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』(本名ワコウ/小学館)

『宇宙兄弟』はやはりタイミングが良かったんでしょうね。映画化、アニメ化と重なりましたから、大人買いをするひとが多かったでしょうし、2位の『ジョジョの奇妙な冒険』も同じ感じでしょうしね。ボクもジョジョは一気に第6部まで買ってしまいましたし(^^;;

今後は多くの出版社が新作をコミックの発売日と変わらぬタイミングで電子書籍版も発行してくれたら、もっと人気が出る電子書籍界なんだろうなぁって思います。

小山宙哉
価格:530円
posted with iTunesLinker at 13.03.24

Kindleストア、10月25日にオープンです!!!

Amazon は Kindle の日本における展開を正式に発表しました。リーダーとして Kindle Paperwhite を 11月19日 から、Kindle Fire HD を 12月19日 から発売を開始し、Kindleストア は 10月25日 からオープンします。

Kindleストアが先行でオープンしますけど、iPad などで Kindle アプリを使えば、とりあえず読めるのでこりゃ楽しみです。

角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、小学館、新潮社、文藝春秋などなどが日本の Kindleストア に書籍を提供するそうです。集英社は!?(笑) まぁ、とにかく楽しみです。やっとだぜ!!!!!

Amazonが新型Kindle Fire HDやPaperwhiteなどを発表

米 Amazon は電子書籍リーダー Kindle の新製品、Kindle Paperwhite 2モデル、Kindle、Kindle Fire 7″ と Kindle Fire HD 8.9″ を発表しました。9月14日 から順次発売を開始するそうです。

画面が 6″ のE Ink ディスプレイにフロントライト付きの Kindle Paperwhite は本物の紙のように白いそうで、新しいフォントを搭載し、さらに読みやすくなっているようです。また、ベーシックな Kindle エントリーモデルはページめくりなども 約15% も高速化されているそうです。

Kindle Paperwhite は Wi-Fiモデル が 119ドル、3Gモデル が 179ドル。Kindle エントリーモデルは 69ドル で発売する予定です。

Android 搭載の Kindke Fire 7″ モデルは Kindle Fire HD は、新しいプロセッサを搭載し、RAM も2倍にし、パフォーマンスを 40% も向上しているそうです。Kindle Fire HD 8.9″ モデルは 1920 × 1200 の解像度、Wi-Fi は 5GHZ 対応、2本アンテナで MIMO もサポートなどの機能強化されています。

8.9″ モデルは 16GB モデルから 299ドル で、8.9″ モデルにはLTE モデル 32GB と 64GB も発売されるそうです。7″ モデルは 159ドル。

個人的には Kindle Fire HD は相当気になるんですけど、Paperwhite のフロントライトっていうのが気になりますね。

はぁ、早く日本の書籍に対応してくんないかなぁ。

SONY電子書籍リーダーPRS-T2、国内でも販売

SONY はすでに米国では発売済みの電子書籍リーダー Reader の新型 PRS-T2 の国内販売を 9月21日 から 9980円 で行うことを発表しました。従来モデルよりもページめくりのあとの残像かんを抑え、1回の充電で約2ヶ月も読書ができるなど性能面も上がっております。

ただ、残念というかたぶん使えるんだろうけど、コンテンツを管理するソフトウェアの eBook Transfer for Reader Ver.3.0 の対応 OS に Mac もあるんだけど、OS X Lion 10.7 までで、OS X Mountain Lion 10.8 の記載がないんですよね。同様に WIndows 8 も載ってないのは当然としても、Mountain Lion はすでに発売済みの OS なんだから正式に対応して欲しかったなぁ(^^;;

プレスリリース

Kobo touch、PCレスで初期設定が可能に!

楽天は kobo touch のファームウェアをアップデートし、PC を介さずに Wi-Fi 経由で初期設定が行える「 Wi-Fi かんたん設定 」機能を追加するとのことです。8月27日 午前9時 以降に購入した端末から同機能に対応するそうです。

また、すでに購入済みで、設定が済んでいないユーザは 9月27日 までに端末を楽天に送付すればアップデートを行なってくれるそうです。

SONY、新型Reader PRS-T2を発表

SONY は電子書籍リーダーの新製品となる PRS-T2 を発表し、米国では即発売となったようです。価格は 129ドル と非常に魅力的な価格となっておりまして、前モデル同様のタッチパネル採用のモデルです。

またハリー・ポッターの第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の無料でダウンロードできるクーポンが同梱されているそうです(日本で発売するときに同様のキャンペーンがあるかはわかりません)。

SHARPのGALAPAGOS STOREがiPhoneに対応!

SHARP のコンテンツ配信サービス GALAPAGOS が iOS に対応したということで、iPhone 3GS 以上、iPad などに対応し、配信中のコンテンツを購入閲覧できるようになったそうです。

GALAPAGOSのiPhone・iPadアプリがついにリリース!

今まで、メディアタブレット、Android™のスマートフォン・タブレットでご利用いただけた「電子書籍GALAPAGOS」のアプリが、ついにiPhone・iPadでも使えるようになりました!

おお!! って思ったんだけど、EPUBコンテンツの集英社コミックは閲覧できないそうです。将来的にできるようになるのかはわかりませんが、結構ガッカリなポイントじゃないのかと‥‥。でも、ランキングを見る限り集英社のがほとんど入ってないので影響はないのかな?(笑)

楽天kobo touchは案外いい。あとはコンテンツ!

さて、楽天の電子書籍リーダーの kobo touch を使い始めて約3週間ほどが過ぎましたが基本的には概ね満足しております。おそらく SONY の Reader を使っても、Amazon の Kindle を使っても、端末そのものから受ける感覚はほぼ同様なんだろうなぁという気はします。パソコンとの同期あたりも Reader や Kindke 同様に、もちろん Mac も OK! です。

7980円っていう低価格なところが影響しているのかはわかりませんが、液晶をタッチするときの反応がいまいち悪かったりするものだから、文章をマーカーしておこうと思って液晶をなぞろうなんてすると、えらく手間がかかってしまう。そういう、何かをしようと思ったときにイラッとすることがあるんですよね‥‥

けど、基本的に E-Ink の液晶は見やすいから読みやすいです。

バックライトがあるわけじゃないので暗い部屋で読むなんてことはできないけれど、暗い場所じゃなければ、晴れた日の公園、節電でちと薄暗い昼間の電車の中、落ち着いた照明のスターバックスなどなど、どこで読んでも文章が読みやすい。

解像度が低いからどうなんだろ?ってひともいますけど、個人的に小さいルビまでハッキリとした文字で見ることができるし「読む」という行為に対してなんの引っ掛かりもありませんでした。

端末が 185g と軽く、サイズがコミックと同じくらいなので、電車の中で混雑してるときでも片手で持って読むことができますし、そして疲れない(笑) 以前、読んだ京極夏彦のデビュー作『姑獲鳥の夏』を読みなおしても、電車の中で手がつりそうになりませんでしたしね(笑)

まぁ、漫画などは解像度もいりますでしょうし、正直、端末の反応がもっと早くないとイライラしてしまいそうです。漫画はまだ購入してないし、自炊はしないし、そもそも読みたい漫画がここでは配信されていないので試し用がありませんので漫画に関しては割愛しますが、小説など文書を読む上では、kobo touch は案外いいです。

この kobo touch っていう端末の、最大の問題点は配信するコンテンツが徹底的に不足しているということと目当ての本を探し出し方、もしくは読みたいと思わせる見せ方など、とにかくコンテンツストアの出来の悪さですね。

とくにコンテンツ不足はなんとかして欲しいです。書店で売れている本で読みたいものはたくさんあります。でも、そういったものが売ってないんです。読みたい本がなけりゃ、当たり前ですけど kobo touch は読みやいし、安い端末だと言っても使えないんですよね。

kobo touch で読ませたいなら、読みたい本を充実させて!

これが、いまのところの感想ですね。