米SONY、3G接続可能な電子ブックリーダー発売へ

米 SONY は、amazon の電子ブックリーダー Kindle 同様のネットワーク機能を内蔵した電子ブックリーダー「 Reader Daily Edition 」を発表しました。399ドルで12月発売予定です。

Reader Daily Edition のネットワーク機能は AT&T の3G回線を利用するそうです。月額使用料は不要で、eBook store from Sony を利用し、電子書籍の購入をするということです。

また、PC を経由することで上記ストア以外で取り扱っている電子書籍もダウンロードすることができるそうです。その際は専用のソフト eBook Library software を使うのですが、今回からは Mac OS X にも対応するそうです。

eBook Library software では Word、EPUB、BBeB、テキスト、そして PDF の各フォーマットが取り扱いできるそうです。

プレスリリース SONY’S DAILY EDITION ROUNDS OUT NEW LINE OF DIGITAL READERS

ソニー、電子書籍のファイル形式を変更

hon.jp の記事によると、SONY は電子書籍のファイルフォーマットを独自形式の BBeB から、電子書籍標準化団体のひとつでもある IDPF が規格化している ePub へと変更するのだそうです。

また、DRM も Adobe の ADEPT を採用する予定だとか‥‥

米ソニーが電子書籍ファイルフォーマット「BBeB」から撤退、年内にも「ePub」形式へ統一か

【編集部記事】米New York Times紙の報道によると、ソニー現地法人のSony Electronics社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間の13日に、同社が普及推進してきた電子書籍ファイルフォーマット「BBeB」から完全撤退し、「ePub」形式へ完全移行することを発表する模様。

 BBeB形式はソニー独自のXMLベースの電子書籍ファイルフォーマットで、2004年に日本国内で発売された電子書籍端末「Librie」で初登場。その後米国で発売された電子書籍端末「Sony Reader」シリーズでも標準ファイルフォーマットとして改良・継承されていたが、出版業界での認知度は今ひとつだった。一方のePub形式は、米国の電子書籍標準化団体のひとつであるIDPF(本部:米国ニューヨーク州)が普及を進めるXHTML+CSSベースの電子書籍ファイルフォーマットで、最近ソニーはこのePub形式への移行を積極的に進めていた。

記事にあるような BBeB からの完全撤退っていうようなことは、サポートまで撤退というようなことのないようにお願いしたいですね。BBeB 形式のものを ePub 形式へと変換するコンバーターみたいなものを用意するとか、なにかしらの手段が必要かと思います。

電子書籍の形式は ePub 形式でもなんでもいいのだけど、基本的にはそれがプレーンなりデファクトなりそういったものとなるものを採用して欲しいですね。十何年後にも読める形式でありつづけることが大事ですからね。

あと、Spotlight や Googleデスクトップ などの検索にひっかかるファイル形式であって欲しいかな。

SONYが電子ブックリーダーの新製品

米 SONY が電子ブックリーダー「 Reader 」の新製品を発表しました。512MB の内蔵ストレージに 6インチ ( 800 × 600 ) の E Ink ディスプレイとタッチスクリーンを備えた PRS-600 “Touch” と、同じく 512MB の 5インチ ( 800 × 600 ) の E Ink ディスプレイを備えた PRS-300 “Pocket” がラインナップされています。

e-book Reader

PRS-600 は MS/SD カードスロットも搭載してあり、Oxford American English Dictionary がプリインストールされるなどして 299ドル。PRS-300 はちっこいのが取り柄で 199ドル となっています。

日本ではすっかり下火となった電子ブックですけど、正直、価格よりもしっかりとした書籍ラインナップと PDF のようなデファクトなフォーマットがあれば、日本でも普及すると思うんだけどなぁ。

紙の方がいいとか、そういう議論はあるだろうけどさ、僕なんかは電子化してもらってると検索して、読みたいところをチョイスできるっていうのはものすごく嬉しいよ。時間の無駄が省けるし。

それに、うちには約2000冊くらいしかないんだけど、それでも結構スペースを取るもんだから、それがパソコンのなかに収まっちゃうっていうのなら、いまよりも部屋を有効に使えそうだしね。

Amazon、Kindle DXを発表

Amazon が電子ブックリーダー kindle の新製品 kindle DX を発表しました。kindle 2 の画面の2倍の 9.7インチ の電子ペーパーディスプレイとなっていて、解像度は 1200 × 824 ( 150ppi ) の 16階調グレイスケール なんだそうです。

kindle DX

Amazon kindle の形式となる AZW や PDF、TEXTファイルなどが画面上に表示が出来て、Amazon の Kindleストア から 27万5000冊 の書籍を直接購入し、ダウンロードが出来るほか、The New York Times, The Washington Post, The Boston Globe の新聞各紙がトライアルプログラムに参加し、安めの購読料で kindle で閲覧ができるようになるそうで、これだけ大きな画面だと持ち運びには適さないかもしれないけど、家のなかで読むには案外いいかも。

Kindle DX は従来の Kindle 同様に EV-DO モデムが内蔵されているので、携帯の回線を通じて書籍の購入が簡単に行えますし、内蔵のストレージは 4G ( ユーザエリア 3.3GB ) ということで、単行本だとおよそ 3500冊 が保存できるということで、僕の所蔵が、これひとつに十分入っちゃいます(^^;;;

日本は電子書籍では一歩先を行く先進国的存在だったのに、ハードはともかく、書籍の著作権などを初めとする諸処のソフト ( 書籍 ) の問題で、あっという間に後進国な存在に。紙には紙のよさがあるのは重々承知しているけど、電子書籍化することで、ペリー・ローダンのような小説も1巻から揃えたとしても邪魔にならないし、そもそも手に入れにくいなんてこともない。紙は紙として必要。でも、こういう電子書籍も必要だと思うんだけどなぁ。

日本ではこういう商品は望めないのかなぁ‥‥

Amazonの電子ブックKindleに新型!

なかなか日の目を見ない電子ブック業界のなかにあって、売れているのか売れていないのかさっぱりわらかない 米 Amazon の kindle に新製品の Amazon Kindle 2 が 出るそうです。2月24日 に、359ドル で発売ということです。

Kindle 2 は 600 × 800 ドット、16階調 の 6インチ 電子ペーパーディスプレイを搭載し、CDMA2000 1xEV-DO 方式の通信機能を使って、コンテンツをダウンロードして読書することのできる携帯電子ブックリーダーとなっています。

配信されている電子書籍はおよそ 23万件 ということで、日本ではちょっと考えられないくらいの件数の多さです。日本でも携帯を使った電子書籍 ( というか電子コミック ) が多くなってきましたが、それでも 23万件 にはほど遠いと思います。

前モデルに比べたら、ずいぶんと薄くなったんだけど、それでも全体的にまだまだ大きいような気がします。文庫サイズくらいにまて小さくなって、それでいて高解像度で、動作時間の長い電子ブックリーダーがあって、なおかつ、日本でもしっかりと書籍件数が確保できるっていうのなら、是が非でも使いたいっていう商品です。