TUTAYAがGALAPAGOSでコンテンツ配信

シャープとカルチュア・コンビニエンス・クラブは、シャープが発売を予定している GALAPAGOS ( ガラパゴス ) 向けのコンテンツサイト「 TUYATA GALAPAGOS 」をオープンするそうです。同サイトは、シャープが 49% で CCC が 51% の出資比率となる合弁会社が運営するそうです。

コンテンツをシャープが運営してもうまくいくわけないので、CCC と組むのは正解だとは思うんだけど、なんか釈然としないのは何故だろう‥‥(^^;;;

シャープとCCCがメディアタブレット「GALAPAGOS」向けにエンターテイメントコンテンツストア「TSUTAYA GALAPAGOS」を共同開設

 シャープ株式会社(以下、シャープ)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)は、メディアタブレット「GALAPAGOS(ガラパゴス)」(以下、「GALAPAGOS」)向けに、新聞や雑誌に加え、映像や音楽などのエンターテイメント系コンテンツを配信するエンターテイメントコンテンツストア「TSUTAYA GALAPAGOS(ツタヤ ガラパゴス)」(以下、本ストア)を、本年12月に共同開設します。これに向けて両社は、合弁会社設立を含むコンテンツサービス事業の業務提携に関する基本合意書を本日、締結いたしました。

 本ストアでは、新聞、雑誌、コミックなどの書籍コンテンツに加え、業界トップレベルのコンテンツ販売実績を持つTSUTAYAの仕入れ力を活かし、映像・音楽・ゲームなどを含むエンターテイメントコンテンツについて、国内最大級のラインナップ数を取り揃えてまいります。さらに、シャープの「GALAPAGOS」端末機器およびサービスプラットフォームを活用することで、読書の途中に関連した動画をストアから探して閲覧できるなど、ジャンルの枠を超えて既存のコンテンツを融合した新しいマルチエンターテイメントサービスの提供も検討しています。また、本ストアにおける会員管理の仕組みとして、CCCが管理・運営する「Tポイントサービス」および「TログインID」を導入し、マーケティングサービスの提供を予定しています。

シャープ、電子書籍配信サービス「GALAPAGOS」を発表

シャープが電子書籍リーダーと電子出版のサービスを提供するソリューション「 GALAPAGOS ( ガラパゴス ) 」を発表。12月からのサービス開始を目指すそうです。GALAPAGOS リーダーは 5.5インチ、もしくは 10.8インチ の2モデルを用意。Wi-Fi を装備し、定期購読の書籍は電源OFF時( スリープ時 )に自動的にコンテンツを DL できるそうです。

News Release 第1弾 電子ブックストアサービスを12月よりスタート

GALAPAGOS が最初に用意するコンテンツは約30000冊。朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞などの新聞を定期購読できるのが特徴だそうです。コンテンツはシャープが提唱する XMDF フォーマットの次世代版で主に配信をするようです ( ただし、端末は PDF 、ePUB 、HTML に対応する予定だそうです ※ HTML5 は不明。 ) 。

また、XMDF フォーマットを AQUOS やスマートフォンなどにも対応させて専用端末以外でも読める環境を整えていくそうです。

ページめくりのデモを見る限りではモッサリした感じはないようです。そういう点では合格点なのかなって思うんですが、正直、独自方式ってどうかな?って思います。もしシャープがこの事業を辞めたら、購入したコンテンツの運命は限られてしまう。できるだけプレーンでスタンダードなフォーマットで配信するべきだとは思うな。シャープが、この XDMF をオープンなものにし、普及すればいいかもしれないけどね‥‥

新型Kindle、8月27日から発売

米 Amazon は、電子ブックリーダー Kindle の新型を 8月27日 から発売すると発表しました。Wi-Fi 版が 139ドル、Wi-Fi + 3G 版が 189ドル とお安くなっています。また、本体カラーは Graphite と White が用意されていい感じです。

第3世代となる Kindle は、前モデルと比較してディスプレイのコントラストが 50% 向上し、描写速度も 20% ほど高速化したそうです。また、本体そのものも 21% も小型化し、15% も軽くなっているそうです。そして、内蔵メモリも 2倍 になり 約3500冊 が保存できるようになったということです。

ここまで端末が安くなってくるといいですよね。問題は、まったくと言っていいほど日本語の書籍が増えないこと。どこでもいいからサクっと Amazon に参入して、儲けてくれればいいのにって思います。

iPad や iPhone で展開しているみたいに、1書籍1アプリなんてバカなことないですよ。あんな不便きわまりないことをするくらいなら、Kindle で出してくれたほうがよほど増しです。日本の出版社に期待したいと思います。

電子出版・流通協議会、設立へ

大日本印刷と凸版印刷が発起人の任意団体 電子出版制作・流通協議会 ( 略称 AEBS ) が設立を発表、日本の秩序のない電子書籍市場のルール作り、市場作りの活動を行っていくそうなんですが‥‥

大日本印刷の高波氏が「読者にとっていちばん使いやすい形にするための環境作りが目的」と強調しても、現段階では大日本印刷や凸版印刷ら業界団体の中間搾取を目的としてるとしか見えない。本当に読書のためと思わせるようなルール作りを行ったときにだけ、この任意団体は評価されると思います。

iPad や Kindle などハードばかり取り上げられるケースが多いですが、ハードなんてなんでもいいんですよ。要は、いづれのハードであってもちゃんと読めること。で、フォーマットがプレーンであることなど、コンテンツにDRMをかけまくったり、ガチガチの著作権保護をしているようでは未来はないよね

iPadなどで31コンテンツが閲覧できる「ビューン」!!

株式会社ビューンが iPad、iPhone、iPod toouch 及び ソフトバンクモバイル 3G 携帯電話向けに新聞や雑誌などのコンテンツを月額の定額料金で閲覧することのできるサービス「 ビューン 」を 6月1日 から開始します。iPad 版は450円、iPhone / iPod touch 版が350円、ソフトバンクモバイル携帯版が315円となっています。

株式会社ビューンはソフトバンクグループです。

肝心の中身は、週刊朝日、AERA、FRIDAY、CanCam、週刊ダイヤモンドなどの雑誌やスポーツニッポンや毎日新聞、西日本新聞などの新聞など合計21社31コンテンツが閲覧できるようになっているそうです。また、iPad 向けの専用サービスとして毎日新聞、西日本新聞、スポーツニッポンの3紙が「ビューン」限定の特別編集版を配信するんだそうです。

雑誌の記事はすべて読めるわけではなく、だいたい5割程度が閲覧できるということなんですが、この価格なら十分じゅないですかね。もっとも、実際に読んで判断はしないといけませんけどね(^^;;; 最初の1ヶ月は無料だということなので、購読してみることにします。

追記

サービスを開始しての現状は、正直ガッカリというよりも完全な準備不足と予測ミス。サーバーが異常に重いんで、これは至急改善しないとサービスそのものの是非を問う前の問題です。

『死ねばいいのに』京極夏彦

死ねばいいのに
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「死ねばいいのに」ってダウンタウンの浜田雅功がたまに使う言葉だけど、京極夏彦の新刊『 死ねばいいのに 』は、うまいタイミングでこの言葉を効果的に使っている。主人公である無礼な男が、登場人物との会話のなかで客観的にぐうの音も出ない状態で使う。しかし、言葉とはウラハラに読者にはある種の勇気がもらえるかも(^^;;

死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。

本書は6章からなる長編で、1章1章語り手が変わります。ただ、基本的な流れというのは同じなので、2章、3章と読み続けてくると、マンネリ感は感じてしまうところは多いと思いますが、何度も語られる「誰だってそんな違わねーよ」という様子は、繰り返されることで活きてくるのかもしれません。

また、比較的オチはわかりやすいので、できればあまり深読みをしないほうが楽しめるかも知れません。そうすれば、5章の最後で語られるところでハッとできると思います(^^;;

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それにしても、この小説はいいですね。ハードカバーで出たばかりなのですが、iPad 向けの電子書籍としても配信されているので、新刊がお安く読める環境になっています。

現在、キャンペーン中で 700円 で AppStore で購入できますが、通常は 900円 ということです。本書は3年後くらいに文庫落ちしても、600円前後はすると思われるので、700円 で読めるなら、結構いい感じじゃないでしょうか(^^

SONYなど4社、電子書籍新会社を7月設立へ

SONY、凸版印刷、KDDI、朝日新聞の4社が電子出版の配信事業に関する事業企画会社を設立することで合意し、日本市場にあった電子書籍市場を展開していくんだそうです。‥‥はぁ、独自のものを作るよりも、すでにある kindle などの市場で配信をし、利益を確保していくほうがモアベターだと思うんだけどなぁ。

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社
電子書籍配信事業に関する事業企画会社を設立

ソニー株式会社、凸版印刷株式会社、KDDI株式会社、株式会社朝日新聞社の4社は、2010年7月1日を目処に電子書籍配信事業に関する事業企画会社(以下、企画会社)を設立することについて基本合意に至りました。
 企画会社は、4社における協議に基づき、書籍・コミック・雑誌・新聞などを対象としたデジタルコンテンツ向けの共通配信プラットフォームを構築・運営する事業会社への移行および年内のサービス開始を目指します。

今回は、どういう枠組みで、どういうハードで、どのようなオープン性をもったものなのかが提示されなかったということが残念で仕方がないですが、年内にはサービスを開始したいそうです。

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SONY は大きな失敗を過去にやらかしているし、凸版印刷なんかも DS での広告配信事業などで成果が上がってるとは思えないし‥‥ そういった過去の経験を活かすことができるかは今後の内容次第ではあるけれど、正直、期待できな感じ。

少なくとも SONY なんかが PSN で展開しているコミック配信などと同様のものをやろうというのであれば、ハナからこけるのは火を見るより明らか。だって、ワンピースなどのジャンプ系コミックって、1話100円ですよ(^^;; コミック1巻に10話はいってても 420円 ほどなのに、PSN だと 1000円!! ありえんです。

こんな馬鹿なことをやる SONY が舵を取る電子書籍の配信サービスに期待を持つためにも、今回はしっかりと枠組みを発表して欲しかったです。まぁ、SONY が海外で行っている配信サービスには ePub 形式を採用しているので、日本でも同様のオープン性を持ったものであると期待もしているんですけど、どうなるんでしょうね(^^;;;