出版4団体、Appleへ海賊版対応要請へ

日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本電子書籍出版社協会、デジタルコミック協議会の4団体は Apple に対して、Apple Store において横行されている書籍の海賊版配布防止の対応を求める要請文を発表しました。

アップル社「アップストア」におけるデジタル海賊版の問題について ※リンク先PDF

既に報道されている通り、アップル社の「アップストア」サービスにおいて、明白な 著作権侵害行為が横行しています。最近でも村上春樹氏、東野圭吾氏など著名作家の作 品が違法に配信され、また違法に電子化された大量のコミックスを自由に閲覧できるア プリケーションも配信されています。
このような「デジタル海賊版」の配信に対して、著者・出版社はアップルの日本法人 または米国のアップル本社に対して削除を要請してきましたが、一部は削除されたもの の、今なお大半の違法配信が継続されています。

私たち4団体はこの問題に関し、アップル社に重大な責任があると考えています。

海賊版に関しての防止策を Apple と協議したいという主旨はいいにしても、この団体関係者はちゃんとアイチューンズ株式会社にも要請文を提出したのかな? 少なくとも日本での Apple Store の運営はこちらだしさ‥‥

それと海賊版が違法なのは当然だけど、それを抑えこむだけじゃなくて iBooks での出版を行っていくことで、正当な出版社から以外の配信は違法であるとユーザもわかりやすいわけですから、海賊版を買わせないように正規の販売も検討すべきだと思いますね。そのほうが出版社にとってのメリットは大きいと思うんですけどね。

Google、米で電子書籍配信サービスGoogle eBooksを開始

Google は電子書籍を販売するサービス Google eBooks を米国で開始ししました。無料で配信している電子書籍を含め、300万冊以上取り扱っているということです。購入する書籍は、すべて Google 上に保存されるので、読みたい時にサッとダウンロードしちゃえばいつでも読めるそうです。

電子書籍のフォーマットも EPUB や PDF 形式ということですので、Mac や Windows などではブラウザで読み、Android や iPhone などでは専用アプリ、SONY Reader や Nook などにも対応しています。幅広いデバイス上で展開してくれているので、ほかのサービスと比べて非常に柔軟な対応で納得のサービスですね。

日本でも早くこういうサービスを提供して欲しいけど、おそらくは無理だろうな。

Discover more than 3 million Google eBooks from your choice of booksellers and devices

Today is the first page in a new chapter of our mission to improve access to the cultural and educational treasures we know as books. Google eBooks will be available in the U.S. from a new Google eBookstore. You can browse and search through the largest ebooks collection in the world with more than three million titles including hundreds of thousands for sale. Find the latest bestsellers like James Patterson’s Cross Fire and Jonathan Franzen’s Freedom, dig into popular reads like Laura Hillenbrand’s Unbroken and catch up on the classics like Great Expectations, A Tale of Two Cities and Gulliver’s Travels.

TSUTAYA GALAPAGOSも同時オープン

12月10日 に発売される GALAPAGOS 端末にあわせて、TSUTAYA とシャープが共同で展開する配信サービス TSUTAYA GALAPAGOS も配信を開始します。新聞や書籍、雑誌など約3万冊のコンテンツを提供する予定だそうです。

新聞は日本経済新聞、Mainichi Times など、雑誌は週刊ダイヤモンド、サンデー毎日など、小説やビジネス書には茂木健一郎の『脳を活かす仕事術』などがありますが、これっていうコンテンツが発表されていないのはちょっと気になりますが、それよりも気になる価格はガッカリです。

価格的に安いものもあるんですが、結構高い感じ。ここで配信されるコンテンツは結局のところ GALAPAGOS 端末でしか読めないんだし、読書的に制限するわけなんだから、価格面での優位さくらいあっても良さそうなもんなんだけどね。

シャープ「GALAPAGOS」を12月10日発売

シャープは電子書籍端末 GALAPAGOS ( ガラパゴス ) を 12月10日 より発売することを発表しました。GALAPAGOS の気になるお値段は 10.8″ の液晶のホームモデルが EB-WX1GJ が54800円、5.5″ のモバイルモデル EB-W51GJ が 39800円 となっています。

GALAPAGOS は WiFI 802.11b/g を搭載して、無線LAN経由でコンテンツをダウンドードできます。先日発表された SONY の Reader と比べても便利なのは間違いありません。また、microSD / microSDHC カードスロット、miniUSB端子 などを搭載しています。

ホームモデルは 約765g と結構な重さを持っていたりしますが、モバイルモデルは 約220g と軽いです。

基本的には XMDF 形式の電子書籍フォーマットに対応しています。将来的には XMDF 以外にも対応するということですが、どういったものかは未発表のようです。XMDF のコンテンツが TSUTAYA GALAPAGOS にて配信予定となっています。

また、コンテンツの管理にはパソコンを利用するのですが、SONY 同様に Windows のみということです。‥‥ガッカリだね。

電子書籍配信サイト「Sony Reader Store」を開設

SONY は Reader 専用の電子書籍配信サービス Sony Reader Store を 12月10日 に開設。オープン時に約2万冊を用意するそうです。支払いはクレジットカードかソニーポイントで、利用には My Sony ID が必要になるということです。

配信をする電子書籍には基本的に XMDF ( DRM Marlin ) が利用されるそうです。将来的には EPUB ( DRM ACS4 ) や .book などでも配信を検討しているということですが、当面は XMDF のみとなりそうです。

XMDF の電子書籍は専用の転送ソフト eBook Transfer for Reader を使ってパソコンから Reader へと転送する。Windows XP / Vista / 7 には対応していますが、同ソフトの Mac OS X 版は未定 ( 検討中 ) だそうです。

約2万冊っていうラインナップは大したものだと思いますが、やはり Reader でしか読めないというのは残念。同じ XMDF を利用するシャープの GALAPAGOS でも読めるかも知れないが、とりあえずできないようです。

同じクローズドなフォーマットを利用している Amazon Kindle は PC でも Mac でも iOS でも Android でも Amazon で購入した書籍はどれでも読めるし、Mac で読んでいた続きを iOS で読むことだってできる。こういう便利さを提供しないうちは、どう考えても普及などはしないでしょうね。

過去に失敗をした LIBRle 同様に失敗をしないためにも Reader には、読者目線での事業を行って欲しいと思います。

SONY、国内でもReaderを発売開始!

SONY は米国などでは展開している電子書籍端末 Reader ( リーダー ) の国内版を 12月10日 より発売することを発表しました。そして、電子書籍販売サイト Sony Reader Store を開始し、電子書籍配信サービスも開始するということです。

Reader Touch Edition PRS-650 ( 6インチ / 800 × 600 /25000円前後 )

Reader Pocket Edition PRS-350 ( 5インチ / 800 × 600 /20000円前後 )

今回発売予定の端末は2モデルが用意され、それぞれカラー3色用意されています。

表示画面は E-Ink モノクロ電子ペーパー が採用され、バッテリの寿命が長く見やすいものとなっています。また、PRS-650 は MP3、AAC の音楽再生機能が付いているそうです。

電子書籍は Reader Store よりパソコンにダウンロードし、転送するカタチで Reader に読み込ませるそうです。Amazon Kindle のように通信機能は端末には装備されていないので、パソコンがないと使えません。また、Windows XP / Vista / 7 には対応していますが、Mac OS X には対応していません ( 検討中 ) 。

対応の電子書籍フォーマットは XMDF ( DRM あり / なし )、EPUB、PDF、TXT となっています。

ソニーら4社、電子書籍配信会社を事業会社化

SONY、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社は電子書籍共通配信業務などを行うために立ち上げた電子書籍配信事業準備株式会社を「 株式会社ブックリスタ 」に11月4日付けで事業会社化。コンテンツの収集・電子化、管理、課金、販売などをオープンに行っていくそうです。

電子書籍配信事業準備株式会社が株式会社ブックリスタとして事業会社化

 ソニー株式会社、凸版印刷株式会社、KDDI株式会社、株式会社朝日新聞社の4社が2010年7月1日付で共同設立した電子書籍配信事業準備株式会社は、2010年11月4日付で株式会社ブックリスタ(以下、ブックリスタ)として事業会社化いたしました。

オープンに行うというのは、フォーマットもオープンか、もしくはそれに準ずるようなものであるべきだとは思うけど、詳細は25日にも発表されるそうです。期待はするけれど、正直、シャープの展開する GALAPAGOS よりもオープン性は薄いと感じる。

Amazon、お手軽電子書籍ラインナップ Kindle Singlesをスタート

米 Amazon は Kindle Store のコンテンツとして、いわゆる短編のような 30ページから90ページほどのコンテンツ Kindle Singles を展開していくということです。

Amazon によると、雑誌や書籍向けの原稿は 1万語 以下の場合も多く、この分量はアイデアなどをまとめて効果的に伝えるには最良のものだとしている。その受け皿として Kindle Singles を用意したということです。

電子出版が当たり前になりつつ国と、自分たちのエゴだけを押し付けてまったく消費者の利便性を考えない日本。どちらが本当の意味での読書家にとってより良い文化圏なのかを考えると答えが簡単すぎて悲しいね。