Hewlett-Packard Development Company ( HP社 ) は、Autonomy社の買収、不振の PC部門 の分離・独立を検討していることを明らかにし、また、 Mobile OS である webOS を搭載した TouchPad などの端末の販売を年内にも打ち切ることも合わせて発表。
HP の事業は、大きく転換することになりそうです。
HP Confirms Discussions with Autonomy Corporation plc Regarding Possible Business Combination; Makes Other Announcements
PALO ALTO, Calif.–(BUSINESS WIRE)–HP (NYSE: HPQ) today commented on the recent announcement by Autonomy Corporation plc (LSE: AU.L). HP confirms that it is in discussions with Autonomy regarding a possible offer for the company.
HP also reported that it plans to announce that its board of directors has authorized the exploration of strategic alternatives for its Personal Systems Group (PSG). HP will consider a broad range of options that may include, among others, a full or partial separation of PSG from HP through a spin-off or other transaction.
In addition, HP reported that it plans to announce that it will discontinue operations for webOS devices, specifically the TouchPad and webOS phones. HP will continue to explore options to optimize the value of webOS software going forward.
HP社 を含めて、いまの PC のハードウェアベンダーが儲かっているとは思えない。なにしろ、近年のネットブックブームにつられて、主力となるはずの ノートPC の価格の下落ぶりは半端ないものになっている。
本来ならデスクトップに代わり主流となった ノートPC で利益を確保しないといけないハードウェアベンダーが、こういう状況で利益を出せというのは難しいだろう。それでも、まだ売れているうちはいいのだけど、iPad に代表されるようなタブレットPC が台頭してくると、ネットブックの落ち込みは想像通りとなる。こういう状況の PC にしがみついていても得策とは思えない。
そんな中、HP社 がプリンタ、ソフトウェア、サービスに特化することを検討するのは当然でしょうね。
個人的には Palm の進化系である webOS の行方が非常に気になるところです。日本での発売を元々予定されていなかったことから、熱心に応援はしていなかったけれども、やはり Palm を源流とする OS ですから、非常に使いやすそうなイメージは持っていましたので、なんとか、どこか有力企業に譲渡なり買収なりしていただいて命を繋いでもらいたいものです。