新型スリムなPS3、9月3日発売

ソニー・コンピュータエンタテイメント ( SCE ) が筐体をスリムにし低価格化した新型の PlayStation 3 ( CECH-2000 ) を 9月3日 から 29980円 で発売することを発表しました。ちなみに米国などでは一足早く 9月1日 から発売です。

今回からロゴと英語表記が一新し、”PLAYSTATION 3″ から “PlayStation 3″へと PS2 以前と同様の英語表記になっています。イメージを変えたいってところなんでしょうね。

肝心の中身ですが、見た目の通りちっこくなり、消費電力が250Wになり、ファンもノイズも低減したというところと、コントローラーが DUALSHOCK 3 になったという以外は従来とほぼ変わっておらずです。

ハード的に違うのは SONY の液晶テレビ BRAVIA と HDMI 接続した場合に BRAVIA Sync が出来るようになり、テレビのリモコンである程度の操作ができたりするっていうくらいなものです。なので、PS2 との互換性機能がないのも従来のままです。

個人的なことでいえば、あまり互換性の機能は重視してないんですが、それが欲しいから買わないってひと多いんですよね。でも、いまさらやりたい PS2 のゲームなんてそんなに多くないような気もしないではないんだけどね(^^;;

システムソフトウェアは Ver.3.00 となるそうです。ずいぶんと印象が変わるようですが、従来の PS3 向けのアップデートも 9月1日 には行われますのでちょっくら楽しみです。

従来比4倍長持ちのリチウムイオン充電池

SONY が従来比4倍の長寿命を実現したという高出力のリチウムイオン充電池を商品化すると発表したそうです。しかも2000回の充放電を繰り返しても容量維持率が 80% 以上というスゴイ数字も出してくれてます。

オリビン型リン酸鉄リチウムを正極材料として用いた
高出力型/長寿命リチウムイオン二次電池の量産出荷 開始

30分の充電で99%の急速充電にも対応してるっていうのも嬉しいポイントかもしれない。あとは充電時の発熱がどれくらいなのかが気になりますね。高出力だと万が一の事故も大きなものとなりそうですしね。

ソニー、電子書籍のファイル形式を変更

hon.jp の記事によると、SONY は電子書籍のファイルフォーマットを独自形式の BBeB から、電子書籍標準化団体のひとつでもある IDPF が規格化している ePub へと変更するのだそうです。

また、DRM も Adobe の ADEPT を採用する予定だとか‥‥

米ソニーが電子書籍ファイルフォーマット「BBeB」から撤退、年内にも「ePub」形式へ統一か

【編集部記事】米New York Times紙の報道によると、ソニー現地法人のSony Electronics社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間の13日に、同社が普及推進してきた電子書籍ファイルフォーマット「BBeB」から完全撤退し、「ePub」形式へ完全移行することを発表する模様。

 BBeB形式はソニー独自のXMLベースの電子書籍ファイルフォーマットで、2004年に日本国内で発売された電子書籍端末「Librie」で初登場。その後米国で発売された電子書籍端末「Sony Reader」シリーズでも標準ファイルフォーマットとして改良・継承されていたが、出版業界での認知度は今ひとつだった。一方のePub形式は、米国の電子書籍標準化団体のひとつであるIDPF(本部:米国ニューヨーク州)が普及を進めるXHTML+CSSベースの電子書籍ファイルフォーマットで、最近ソニーはこのePub形式への移行を積極的に進めていた。

記事にあるような BBeB からの完全撤退っていうようなことは、サポートまで撤退というようなことのないようにお願いしたいですね。BBeB 形式のものを ePub 形式へと変換するコンバーターみたいなものを用意するとか、なにかしらの手段が必要かと思います。

電子書籍の形式は ePub 形式でもなんでもいいのだけど、基本的にはそれがプレーンなりデファクトなりそういったものとなるものを採用して欲しいですね。十何年後にも読める形式でありつづけることが大事ですからね。

あと、Spotlight や Googleデスクトップ などの検索にひっかかるファイル形式であって欲しいかな。

メモステも2TB時代へ、XC仕様公開

SONY と SanDisk は SDXC メモリカード 同様の 2TB という記憶容量となる メモリースティック XC の仕様を公開しました。ラインナップとして XC Duo、XC-HG Duo、XC micro、XC-HG micro の4種類が発売される予定です。

メモリースティック XC のファイルフォーマットは exFAT を採用するということです。これも SDXC と同様ですね。‥‥っていうか、ここまで同じならもう勝敗は決してるんだから SDXC に統一ってことでいいような‥‥ って、それを言ったらいけないね(笑)

PSP が メモリースティック XC に対応し、2TB が現実的な値段になってきたら PSP にどんだけゲームを保存しておけるんだろう!!! SDXC も含め、ちょいとばかし楽しみな気もするメモリーカード市場ですよね。

SONYが電子ブックリーダーの新製品

米 SONY が電子ブックリーダー「 Reader 」の新製品を発表しました。512MB の内蔵ストレージに 6インチ ( 800 × 600 ) の E Ink ディスプレイとタッチスクリーンを備えた PRS-600 “Touch” と、同じく 512MB の 5インチ ( 800 × 600 ) の E Ink ディスプレイを備えた PRS-300 “Pocket” がラインナップされています。

e-book Reader

PRS-600 は MS/SD カードスロットも搭載してあり、Oxford American English Dictionary がプリインストールされるなどして 299ドル。PRS-300 はちっこいのが取り柄で 199ドル となっています。

日本ではすっかり下火となった電子ブックですけど、正直、価格よりもしっかりとした書籍ラインナップと PDF のようなデファクトなフォーマットがあれば、日本でも普及すると思うんだけどなぁ。

紙の方がいいとか、そういう議論はあるだろうけどさ、僕なんかは電子化してもらってると検索して、読みたいところをチョイスできるっていうのはものすごく嬉しいよ。時間の無駄が省けるし。

それに、うちには約2000冊くらいしかないんだけど、それでも結構スペースを取るもんだから、それがパソコンのなかに収まっちゃうっていうのなら、いまよりも部屋を有効に使えそうだしね。

SCEJ、年内にもPSPでコミック配信

ソニー・コンピュータエンタテイメント ( SCEJ ) は PSP 向けのサービスとしてコミックコンテンツの配信を2009年内にも開始すると発表しました。対応する PSP は PSP-1000/2000/3000 と発売予定の PSP go ( PSP-N1000 ) となっており、現在の PSP シリーズ すべてが対応となります。

PSP®「プレイステーション・ポータブル」向け
コミックコンテンツ配信をPlayStation®Storeにて年内に開始

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)はPlayStation®Network上で展開されるサービスPlayStation®StoreにてPSP®「プレイステーション・ポータブル」向けコミックコンテンツ配信を年内に国内にて開始します。

具体的なサービスの内容や時期、料金体系などは今後発表されるようですが、個人的にはあまり期待してないかもです。以前、SONY がやっていた電子ブックの配信がレンタル形式のものが中心だったし、現在 PlayStation Store で行っているビデオコンテンツ配信も基本レンタルであり買い取りではありません。

と、いままでの流れを考えれば、このコミックコンテンツの配信もレンタルが基本なんだろうなぁと思うと個人的に使うことはなさそうだなっていうのが現在のところの感想です。良い意味で裏切られるといいんですが(^^;;;

SONYのネットブック、VAIO W

ついに SONY も ネットブック 市場に参入。‥‥でも、ちょっとブーム下がった来てるようなんだけど、大丈夫?

10.1型のネットブック VAIO W を 8月8日 から発売するそうで、店頭ではホワイトとピンクの2色が発売されますが、SONY Style 専用カラーとなる ブラウン はなにげにいい感じ。液晶ディスプレイも 1366 × 768 の高解像度となっているのでインターネットなどで表示エリアが広い分見やすいですね。

主なスペックは、Atom N280(1.66GHz)、メモリ1GB、HDD 160GB、Intel 945GSE Express、USB 2.0×2、IEEE 802.11b/g無線LAN、Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR などとなっています。

祝! 30周年Walkman ‥‥なんだけど。

毎日jp の記事に 30周年 を迎えた SONY の Walkman の記事が載っています。いまいちどこにピントがあるのかよくわからない記事ですけども、この記事を読む限りは当分 SONY の復権はあり得ないかもしれないなぁ‥‥。

ソニー:ウォークマン30歳 時代変わり劣勢…ブランド復活目指す

 ソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」が、7月で発売30周年を迎えた。「いつでも、どこでも音楽が聴ける」スタイルは若者を中心に世界的に広がり、生活と文化を一変させた。しかし、21世紀のインターネット時代に入ると、01年に登場した米アップルの「iPod(アイポッド)」の人気に圧倒され、主役は交代。節目の年に、ソニーはヘッドホン一体型のウォークマンなどで反撃、ブランドの復活を目指している。【高橋昌紀】

記事のなかにもあるように、国内でのシェアは iPod に差はつけられてはいるものの 3割 ものシェアまで回復しつつある。一時期のことを思えば検討していると思う。しかし、やはり記事のなかにある

「初代ウォークマン発売時と変わらぬ最小・最軽量への挑戦を続ける」と、巻き返しを狙う。

という言葉にガッカリする。最小・最軽量に挑戦するのは別にいいけれども、ここまで小さく軽くなってきているんだから、そこをアピールするよりもネットや PC と組み合わせたユーザビリティの向上こそ強調されるべきなんじゃないかなぁ。iPod が売れている理由のひとつがそれだと思うんだけどな。

もちろん、iTunes っていうソフトウェアが万全であるとは思えないし、最近の激重ぶり目に余るものがあるけれども、それでも SonicStage に比べれば遙かに柔軟なファイル管理をしていると思う。そして、( 主に海外となるが ) ネットを使った配信などの連携も多彩である。

本田雅一さんの記事「 ウォークマン30周年に思うiPhone/iPodにソニーが負け続ける理由 」に

ウォークマン30歳ということで、ちょっとウォークマンに気を遣ったのかもしれませんが、ちょっと視点、切り口がズレてやしないだろうか。いや、もしかしたらオレがズレているのだろうか?
 ズレてると思うのは、ハードウェアを切り口にウォークマンとiPodを比較していること。それに新ハードウェアによって、巻き返しを図っているという結び。この視点ではウォークマンが負けた歴史も、これからも勝てない(このままじゃ)理由が見えてこないんじゃないかな。

とありますように、僕もハードウェアだけをフォーカスしているのなら、ずっと勝てないような気がしますし、最近の SONY の様々なネットサービス ( eyeVio や Life-X など ) の失敗ぶりを見ていると、そのあたりにあるのかなぁなんて思ったりもします。

iPod の良きライバルであって欲しい Walkman にはもちっと頑張って欲しいし、ついでに、iTunes Store に SME の楽曲を早く提供して欲しい。

マイケル・ジャクソンの曲をダウンロードしたいなって思っても、できねーんだもん。最後のリハーサルで有名になった「 They Don’t Care About Us 」も誰かのカバーしか買えないんだぜ。US とかなら買えるってのにさ。

一応、モータウン時代のマイケル・ジャクソンの曲なら買えるんだけどね‥‥