ソニー、電子書籍のファイル形式を変更

hon.jp の記事によると、SONY は電子書籍のファイルフォーマットを独自形式の BBeB から、電子書籍標準化団体のひとつでもある IDPF が規格化している ePub へと変更するのだそうです。

また、DRM も Adobe の ADEPT を採用する予定だとか‥‥

米ソニーが電子書籍ファイルフォーマット「BBeB」から撤退、年内にも「ePub」形式へ統一か

【編集部記事】米New York Times紙の報道によると、ソニー現地法人のSony Electronics社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間の13日に、同社が普及推進してきた電子書籍ファイルフォーマット「BBeB」から完全撤退し、「ePub」形式へ完全移行することを発表する模様。

 BBeB形式はソニー独自のXMLベースの電子書籍ファイルフォーマットで、2004年に日本国内で発売された電子書籍端末「Librie」で初登場。その後米国で発売された電子書籍端末「Sony Reader」シリーズでも標準ファイルフォーマットとして改良・継承されていたが、出版業界での認知度は今ひとつだった。一方のePub形式は、米国の電子書籍標準化団体のひとつであるIDPF(本部:米国ニューヨーク州)が普及を進めるXHTML+CSSベースの電子書籍ファイルフォーマットで、最近ソニーはこのePub形式への移行を積極的に進めていた。

記事にあるような BBeB からの完全撤退っていうようなことは、サポートまで撤退というようなことのないようにお願いしたいですね。BBeB 形式のものを ePub 形式へと変換するコンバーターみたいなものを用意するとか、なにかしらの手段が必要かと思います。

電子書籍の形式は ePub 形式でもなんでもいいのだけど、基本的にはそれがプレーンなりデファクトなりそういったものとなるものを採用して欲しいですね。十何年後にも読める形式でありつづけることが大事ですからね。

あと、Spotlight や Googleデスクトップ などの検索にひっかかるファイル形式であって欲しいかな。

SONYが電子ブックリーダーの新製品

米 SONY が電子ブックリーダー「 Reader 」の新製品を発表しました。512MB の内蔵ストレージに 6インチ ( 800 × 600 ) の E Ink ディスプレイとタッチスクリーンを備えた PRS-600 “Touch” と、同じく 512MB の 5インチ ( 800 × 600 ) の E Ink ディスプレイを備えた PRS-300 “Pocket” がラインナップされています。

e-book Reader

PRS-600 は MS/SD カードスロットも搭載してあり、Oxford American English Dictionary がプリインストールされるなどして 299ドル。PRS-300 はちっこいのが取り柄で 199ドル となっています。

日本ではすっかり下火となった電子ブックですけど、正直、価格よりもしっかりとした書籍ラインナップと PDF のようなデファクトなフォーマットがあれば、日本でも普及すると思うんだけどなぁ。

紙の方がいいとか、そういう議論はあるだろうけどさ、僕なんかは電子化してもらってると検索して、読みたいところをチョイスできるっていうのはものすごく嬉しいよ。時間の無駄が省けるし。

それに、うちには約2000冊くらいしかないんだけど、それでも結構スペースを取るもんだから、それがパソコンのなかに収まっちゃうっていうのなら、いまよりも部屋を有効に使えそうだしね。

カメラ日和 2009年 9月号

カメラ日和 2009年 09月号 [雑誌] VOL.26
B002FJEQ2W

カメラ日和 2009年9月号 は 写真上手の写真日記 ってことで、とっても素敵な写真で綴る日記な作品たちを紹介しています。僕もたまに覗かせてもらっている「ダカフェ日記」も紹介してありました。

写真上手って別に写真を撮る技術なんかじゃないんですよね。自分を「撮りたい」っていう気持ちにさせるのが上手なひとってことなんだろうなぁって思ったりしました。違うかもだけど(笑)

僕個人的にはあんまり日記的な写真って撮ることはないんだけど、写真サイト「 携帯百景 」でちょっとそれらしきことをやって遊んでいます。写真に文字が載っけれるのが面白いですね。

あと、

OLYMPUS の PEN EP-1 の特集とか、のんびり読んでたい‥‥、というか眺めていた記事がたくさんあります。今号もありがとうな感じです。

『整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣』小山龍介

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
小山 龍介
4492043373

今回は整理のための HACKS! ということです。

僕の個人的な感想で言えば、ネットのそこいらに転がっているデータの一元管理の方法を小山さん流にまとめあげて紹介しました的な感じだったので、特別な目新しさはなかったものの、そこいらに転がってるものをまとめたっていうところに意義があるのかなぁって思いました。

ざっくりと強引にこの本の内容を言っちゃえば、データは「ためとけばええねん」って感じかな(^^;;;

そのデータを場所としてクラウドにするもよし、データの利便性を考えて Sync するもよし。scansnap を使って書類は PDF にしとけば便利だし、ウェブのクリップは Evernote を使えば便利だよみたいな感じで、とにかくデータをパソコンにためるための HACKS がまとめられてるので、いちいちネットで調べなくてもこの本を見ればやりたい整理方法が見つかると思います。

ただ、最近のコンプライアンスを重要視している企業だとネット接続に相当気を遣っているので、Gmail もまともに使えないくらいネット遮断をされているところもあるんですよね。そういうところだと、最近のクラウドライクな HACKS は使えないので、この本の内容を活かし切れないかもです。

個人的には会社で取り扱う PDF、Excel、Word のデータをまとめて管理できて、外出先で簡易的に見れればいいので 野口悠紀雄 の著書『 超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー 』でも紹介されているし、この本でも紹介している Gmail を使った整理法で十分でしたけどね(^^;;;

でも、面白かった本でした(^^

『できる人の「超」整理術』壺阪龍哉

できる人の「超」整理術 (中経の文庫)
壺阪 龍哉
4806129720

この手の本って結構好きなんですが、なんといいますか、どれも基本的にはやはり同じようなことが書いてあります。

どれも整理術っていうか、言葉のまんまで、なにをするにも普通に整理整頓して、そのものがあるべきとこにあるようにしておけば、ちゃーんと仕事や物事ははかどるよっていう、いたって普通の内容です。

もちろん、整理というのは要るもの要らないものもそうだけど、それがハッキリと判断できないのなら賞味期限を決めて、それまでに使わなければスパッと捨てるなど、やっぱり捨てる技術が整理術への近道なんだろうね。

‥‥って、それができないから、この手の本を読むんだけどね。

『厭な小説』京極夏彦

厭な小説
京極 夏彦
4396633165

知りませんからね、読んで後悔しても。

あらゆる不愉快を詰め込んだという、どんびきエンターテイメントな小説ってところがなんだか面白そうで読んでみたら、あはは‥‥ 不愉快になりました(笑) うーん、厭だな。

これ、感想が書きづらいので、とりあえず内容紹介を引用します。

「知りませんからね、読んで後悔しても。」悪寒、嫌悪、拒絶……あらゆる不愉快、詰め込んだ日本一のどんびきエンターテインメント登場――「厭だ。厭だ。厭だ――」感情的パワハラを繰り返す馬鹿な上司に対する同期深谷の、呪詛のような繰り言にうんざりして帰宅した私を、マイホームの玄関で見知らぬ子供が迎えた。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味だ。なぜこんな子が、夫婦二人きりの家に? 妻はその子の存在を否定した。幻覚か? 怪訝に思う私。だが、これが底なしの悪夢の始まりだった……(「厭な子供」より)。「恐怖」と「異なるもの」を描き続ける鬼才が繰り出した「不快」のオンパレード。一読、後悔必至の怪作、ここに誕生! “ゲラを読んでいて、重~い気分になっちゃいました”って、著者が語っていいのか!?

この本、確かに不愉快にはなるんですけど、ちょっと狡いなぁと思ったところもあります。最後の最後で語られるオチがどうしても納得いかないんですよね。不愉快な終わり方をするにしても、あのオチではちょっと弱い気が‥‥

『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』ひろゆき

僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
ひろゆき
459405952X

2ちゃんねるを捨てた理由は結構あっさりと語られていて納得は行くんだけど、この本の本題とはまったく異なっているので、このタイトルにがっつりと釣られてしまったなぁっていう感じです(笑) でも、まぁ、面白かったのでいいです。

基本的に、テレビなどの既存メディアとネットのことについて書かれてあり、それは、なんていうか正論的なところを書いてあるので良いとは思うんですが、ちと、切れがないというか、そういう考えかぁとポンと膝をたたくようなネタが少なかったかも。

でも、結構面白く読んではいたんですけどね(^^

カメラ日和 2009年 7月号

カメラ日和 2009年 07月号 [雑誌] VOL.25
B0027S6M8W

カメラ日和 2009年7月号 は Enjyo! TOY CAMERA ということでトイカメラの特集でございます。トイカメラって、個人的にもめちゃくちゃ楽しいですけど、最近、ちょっと遊べてなかったんですよね。この特集を読んでメラメラと遊びたい心が燃えてきております(笑)

今年の頭くらいに VQ1015 Entry を買っていたんですけど、エネループ対応ってうたっていながら、ぜんぜんバッテリーが持ってくれないもんだから、すねちゃっていたんですよね(^^;; ダメじゃんって感じで(笑)