『エクスペンダブルズ』

最大の見せ場は偵察に島に訪れた主役二人が脱出する際に見せた「死の飛行」。この映画のなかで1番スカーッ!とするシーンですね。ジェイソン・ステイサムが飛行機の先端部に出てきて何をするんだ? ん? ワクワクって思ってたら、ガガッ!ガガガガガガッ!ドカーン! (笑)

是非、このシーンは見て欲しいなぁって、ほとんど予告編で見れるけど(笑)

では、あらすじを。

傭兵軍団“エクスペンダブルズ”を率いるリーダーのバーニーは、ナイフの達人リーや、マーシャルアーツの天才ヤン、大型銃器のスペシャリストシーザーらと数々の危険な任務を遂行してきた。ある日、バーニーは謎の依頼人チャーチに、教会に呼び出される。依頼内容は、南米の島国ヴィレーナで圧政を敷いている独裁者の殺害だった…。

ツッコミどころ満載すぎるストーリーをいれて評価するなら、酷い点数を付けなきゃないんないんだろうけど、でも、この肉弾映画にはストーリーはオマケすぎると思うんですよね。要は、乗るか乗れないかの2択の映画。殴り合って、ドンパチやって、派手に爆発するのを見て、ハマれたらそれでいいんじゃないかなぁ。

もちろん、ボクはハマッた方(笑)

『十三人の刺客』

いまさらながらですけど『十三人の刺客』を観ました。

この映画、良くも悪くも松平左兵衛督斉韶を演じた稲垣吾郎の怪演ぶりが際立って、それでこそ成立する面白さが随所にあった。個人的には、ちょっとラスト50分が長いなぁと思ったものの、松方弘樹の殺陣のうまさに痺れまくったので満足でした!

では、あらすじを。

将軍の腹違いの弟という立場に甘んじ、悪行の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)。幕府の老中は、この暴君が国の要職に就く前にひそかに闇に葬るよう、御目付役・島田新左衛門に密命を下す。斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は、命がけで大義を果たすことを決意。信頼が置けて腕の立つ刺客を集め、斉韶が参勤交代で江戸から明石へ帰国する道中を狙うことに。わずかな手勢で300人を超える軍勢を迎え討つため、新左衛門たちは落合宿を買収。大掛かりな罠を仕掛け、斉韶ら明石藩の一行を待ち受けるが…!?

感想は、正直、前文に書いちゃったからあんまり書くことはないんだけど、稲垣吾郎以外の役者もうまいんだよね。主役の島田新左衛門を演じた役所広司も、甥の島田新六郎を演じた山田孝之もいい! もちろんストーリーもムダに長さも感じずいい具合に進んで行きました。こりゃオススメ映画でしたよ。

ただ、個人的に唯一ツッコミを入れるとすれば、岸部一徳と伊勢谷友介の絡みですかね。あれは、、、要らんでしょ? つか、カットしろよ、、って思いましたね。映画全体の雰囲気にもそぐわないし、笑いにもならないし、伊勢谷友介の株を落とすし、で、誰得?って感じでした(^^;;;

でも、まぁ、観てよかった映画です!

『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』

IMAX 3D で見ると明るさが違ったりスクリーンの迫力の違いもあるからだろうけど、ボクが見た XpanD よりもイイらしい。その所為か 154分 の超大作もあっという間に終わったという感想が IMAX で観たひとには多いようだ。ボクはというと‥‥ 長かったなぁって感じでした。

今回は吹き替え版で見ました。やっぱりオプティマスは、つーか、コンボイは玄田さんの声で聞いてこそでしょ?(笑) 安心感があるんだよなぁ。でも、できればトランスフォームするときは「トランスフォーム!」ってイチイチ叫んで欲しいものです(笑)

さて、映画のあらすじを。

1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸に成功。アームストロング船長とオルドリン操縦士は人類で初めて月に降り立った。この歴史的偉業の陰で、NASAと米国政府がひた隠しにした事実があった。月の裏側に隠されていたのは、はるか宇宙のかなたよりやってきたトランスフォーマーたちの地球侵略の足掛かりとなる宇宙船が不時着していたのだった……。現代、アメリカ、シカゴ。社会人となったサムの周囲で悪夢は再び始まった。オフィス機器に姿を変えていた、あの未知の金属生命体〈トランスフォーマー〉の侵略者が再び人間に襲いかかる。人類と人類、正義のトランスフォーマー達との友好関係の終焉。人類は困難を乗り越えることができるのか?

アポロ11の月面着陸成功の裏に隠された事実は‥‥ と、いつもの感じと違ってちょっと語らせてもらったよって感じの重厚なプロローグとなったんだけど、いきなり「 iroppoi ケツ 」が出てきて笑った。さすが、マイケル・ベイ!(笑)

そのあとは、結局、話しなんか関係ないって感じで、ドンパチ、ドンパチ、やっちゃってー!って雰囲気をフル加速させつつ、いつもの感じで騒いでしまってます。最終的には、シカゴはめちゃくちゃにしちゃうし、9.11を連想させるシーンがあるわで、やり過ぎ(笑)

まぁ、トランスフォーマーだしね。マイケル・ベイだしね。これでいいんだよね?(笑) 楽しめたので良しとしましょう(^^ でも、最初の話にちょっと戻るけど 3D じゃなくてもいいよね。映画館ももうちょっと 2D 上映して欲しいなぁって思います。

『トイ・ストーリー3』

リトル・グリーン・メンの「神様〜〜〜〜」はホント笑える(^^ これ日本語の吹き替えのみのセリフみたいだけど、ボクはこれが1番のツボなんだよね。でもやっぱり、「僕の宝物なんだよね‥‥」ってアンディのセリフにホロッとしちゃうところが1番いいシーンかな。

あらすじは goo映画 より

おもちゃのウッディやバズと楽しく遊んでくれたアンディも、いまや17歳。大学に進学するため、家を出ることになった。だが屋根裏部屋にしまわれるはずだったおもちゃたちが、ちょっとした手違いからゴミ捨て場に出されてしまう。どうにかゴミ袋の中から逃げ出したものの、アンディに捨てられたと誤解したおもちゃたちは大ショック!! 仕方なく、託児施設に寄付される道を選ぶ。だが「また子どもたちに遊んでもらえる!」と喜んだのも束の間、そこにはモンスターのような子どもたちにもみくちゃにされる、地獄の日々が待っていた…!

所ジョージの吹き替えがやっぱヘッタクソだなって思うものの、オリジナルの声に似てるし、まぁ、なれたのもあるし、これはこれでいいかって感じの日本語吹き替えがやっぱりオススメかなぁ。字幕を読んでフッて感じで笑うよりも、日本語で腹を抱えて笑いたいって感じです。

基本的にはオモチャたちの悲しい末路をベースにしているから、笑っていても悲しい思いになることはある。でも、なんだろなぁ、ひたむきにさ、アンディを信じ、そして友達を想うウッディの行動ってスゴク素敵だと感じる。純粋にええなぁって思えてホッとする。いい映画だよなぁ。

あと、個人的にはサントラが良かった。Gipsy Kingsの歌う「 YOU’VE GOT A FRIEND ME 」がオリジナルやダイアモンド☆ユカイの日本語版と比べても味があってスゴク良かったなぁ(^^

ところで、ピクサーの次回作は『 カーズ2 』なんだね(^^ ちょっと続編が続くのは心配(^^;;;

『ソラニン』

漫画が原作だからっていうわけじゃないだろうけど話がベタっていうかさ、原作を未読だったとしてもわかりやすい見え見えの展開なんだけどさ、でもさ、いいじゃんって思う。奇をてらうだけが話じゃないし、メッセージ性が強いだけが映画じゃない。退屈な、そんなどこにでも落ちていそうな苦しみにだって泣けるさ、それでいいじゃん。

あらすじは goo映画 より

OL2年目の芽衣子は、バンドマンの種田と同棲しながら、互いに寄り添って東京の片隅で暮らしている。二人は不透明な未来に確信が持てないでいた。芽衣子は会社に辞表を提出、音楽の夢を持ちながらフリーターをしている種田は、バンド活動に専念することを決意する。ある日、芽衣子の一言で仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが……。

まぁ、ちょっと気になったのは、音楽を軸に話が展開する関係上なのか音を鳴らすシーンでは、音がさ、ポンってあがるのに肝心なセリフなんかは吐息のように小さいんだよね。あれじゃさ、芽衣子や種田がなんて言ってるかちょっとわかりづらくないですか?ってとこ。

あとは、最後のライブシーンで回想を重ねるのはいいにしてもセリフなしの画だけのほうが良かったかなぁ。セリフがないとわかんない回想ではあるけど、それは先に挿入しておいてさ、あのシーンでは最後まで曲をガンガン弾いていて欲しかったかな。

宮崎あおいなど、出演者はいい感じで青春臭さを匂わせてくれていてよかったな。サンボマスターの近藤洋一なんかライブシーンではさすがに目立ってた(笑)

ソラニン スタンダード・エディション

ソラニン スタンダード・エディション

価格:2,953円(税込、送料別)

『魔法使いの弟子』

ディズニー・アニメ『 ファンタジア 』の一編「 魔法使いの弟子 」をモチーフにした映画っていうことで、ファンタジアの有名なあのシーンのオマージュ的なシーンもあったりと、全体的にコメディタッチの映画で楽しい感じではありました。

あらすじは goo映画 より

物理オタクの大学生・デイヴの前に、かつて出会ったことのある魔法使い・バルサザールが現れた。彼は善なる魔法使い・マーリンの弟子で、デイヴのことをマーリンの後継者となる能力を持っていると言うのだ。バルサザールはデイヴに魔法を教えるが、なかなか上手くいかない。しかしその頃、邪悪なる魔法使い・モルガナを甦らせるようとする勢力があった。デイヴはバルサザールと共に悪の魔法使いに立ち向かうことを決意するが…。

まぁ、ちょっと都合良すぎなストーリーと魅力の足りない主役のデイヴが不満だったりするのですが、バルサザールを演じるニコラス・ケイジや、魅力たっぷりの魔法使いホルヴァートを演じるアルフレッド・モリナらのおかげで、まぁ、そのあたりは帳消しかな、、、と(笑)

『ソルト』

『 ソルト 』といえば、アンジー、アンジーと刷り込まれていたのでアレなんですが、この映画にリーヴ・シュレイバーが出てたんですね(笑)

『 X-MEN ZERO 』でのビクター役が妙に頭にこびりついていたものだから、映画が始まってリーブ・シュレイバーが出てきた時に思わずウヒョ!!って感じでした。そして、まさにウヒョって感じの役どころにこの映画の満足度はすっかり高まってしまっていました。

それにしてもアンジーは‥‥ カッコよかったよ(^^

あらすじは goo映画 より。

アメリカCIA本部。優秀な分析官イブリン・ソルトは、突然現われたロシアからの亡命者・オルロフを尋問する。特殊スパイ養成機関の元教官だという彼は、アメリカに長年潜伏してきたロシアのスパイが、訪米中のロシア大統領を暗殺すると予告する。そして、そのスパイの名は「イブリン・ソルト」だと告げる。一転して二重スパイ容疑をかけられたソルトは、身の潔白を訴えるが聞いてもらえず、最愛の夫の身を案じてCIA本部から逃走。だが自宅に夫の姿はなく、何者かに連れ去られた形跡が残っていた…。

良くも悪くも分かりやすい展開だなぁって感じるのは後半のネタバレされるころからかな。途中は、なんで?って感じでトントントンとアクションが続いていき、目的が見えない分気持ちが悪い。そのあたりはアクションの派手さで中和されているのでいいんですが、なにげにアンジーがスーパー過ぎでした(笑)

良くも悪くもアンジーの映画なんですが、アンジーのファンじゃなくても楽しめるくらいアクションがスーパー。こういう王道っぷりは単純に見ていた楽しいので、個人的にはオススメな映画ですね。

追伸

アンジーはやっぱ金髪がいいよね(笑)

『インセプション』

夢のなかに入ってくる人間を想定して潜在意識下で意識をガードする‥‥ なんじゃそりゃ(笑) ってツッコミを入れちゃったり、ひとの意識化で主人公であるコブの嫁さんが、コブの邪魔をするってなんじゃそりゃ(?)って思ったり、まぁ、冒頭は混乱する要素は多々あるものの、話としてはこれ面白いよ!!!

というわけで、あらすじは 映画goo より

人がもっとも無防備になる夢を見ている間に、潜在意識の奥深くに入り込み、貴重な情報を盗む“エクストラクト”。この危険な技術で世界最高の腕を持つ産業スパイのコブは、反対にアイデアの芽を潜在意識に植え付ける“インセプション”の依頼を受ける。このほぼ不可能とされる任務を成功させるため、コブは世界中からメンバーを厳選し、最強のプロフェッショナル集団を結成する。だが彼らがいくら周到に計画を立てようが、どれだけ優れていようが、計画を根底から揺さぶる“敵”の存在を、コブはひそかに感じ取っていた…。

主人公が産業スパイとして企業秘密を夢のなかで「盗む」‥‥ のではなく、こちらの都合のいいように誘導するために、夢のなかである考え方を「植えつける」。その「植えつける」ことが「インセプション」なわけで、果たして成功するのか‥‥ っていうのが表向きの話なんだけど、実際はタイトルにもなったインセプションはコブ自身の潜在意識に関係してくるもので、こちらの話がメインの話だったりしました。

現実と潜在意識下 ( 夢 ) の世界との区別が付きにくいという件や、夢のなかで夢を見て、またその夢のなかで夢を見るとかっていう具合に、パラレルに話が進行していくからややこしいって感じてしまうところもありましたが、余計な要素をサクっと切っちゃえば、わりと混乱せずに楽しんで映画を観ることができるんじゃないかなぁと思ったりしました。

世界観はものすごくSFチックで楽しいものですし、サスペンスっぽい怖さも持っていたりするし、かなり面白い映画でした。まぁ、最後のところはちょっと個人的には好きじゃないですけど、でも、この映画のキモである「現実or虚構」を考えれば納得のラストなんだろうな‥‥と。